2020年9月4日金曜日

子どもが変わるきっかけを作りたい人へ

こんにちは。
精華学園高校 福岡東校の山口です。

さてさて、本日は、
親子の会話の謎にせまりたいと思います。


今までお会いしてきた親子の中で、
ある一定の確率でお母さまが言われる言葉があります

それは…

「うちの子、家で全く学校のことを話さないんですよ。
私が『今日学校どうだった?』っていくら聞いても
『べつに』とかしか言わないんです。
だから学校の様子も全然わからないし、友達にもそんな受け答えしていたら
嫌われるんじゃないかと思って!
思春期なんですかねぇ。」


はい。
これ、本当に多いです。

ただし、お母さんも「悩んでいる」というよりは
「しょうがないわねぇ」
って位の軽いお気持ちのようですが。



確かに「思春期」というのも多少は関係しているでしょう。
いらいらして、本当は大好きなお母さんにも『ウザイ』と感じたのが
出てしまったのでしょう。

相談を受けた子供さんは、学校では話しています。
(もちろん誰とでもというわけではありせんが…。)

教員にも話してくれます。
じゃあなぜお家だと、態度がかわるでしょう?



実は、この質問をしてくるお母さんには共通点があることが多いんです。

その共通点とは…

話し好き。
わが子が大好き。
優しい。
子供に失敗させたくなくて、先回りして色々と手を差し伸べてしまう。
子供に助言を過剰にしてしまう。
しっかり者。
気が利く。
子供の状況がもっとよくならないか、常にアンテナはっている。
子供が話している途中で、無意識にお母さんが話し出して、乗っ取ってしまう。
子供の話に「おもしろい!」とか「それでそれで?」とか、合いの手をいれない。
子供の話を最後まで聞かない。
話の途中で「そこは、もっとこうしたらよかったのに」などと、聞かれてもいないのに、アドバイスをしてしまう。
子供が忙しい時にに話しかけてきたら「あとでにして」「ちょっと待ってて」等と、小さい時から対応していたことが多い。

ん?
どこかで見たことのある光景の気がしませんか?


子供たちは、成長して、今のように育ちました。
子供が一人でに、そう育ったのではないんです。


ある、お母さんの話です。

お母さんはある日、中学生の娘さんの話が面白いことに気付いたそうです。
普段は部活やら塾やらで、ゆっくり話す時間もなかったけど、
改めて聞いたらあまりに面白くて、ゲラゲラ笑い転げて「それでそれで?」って、
夢中になって聞いたそうです。

(ちなみに、お父さんや弟は笑ってなかったらしいので、面白いと感じたのはお母さんだけかもしれないらしいです(笑))

あまりの面白さに、お母さんは家族全員に「〇〇(お姉ちゃんの名前)の話は本当に面白い。話すのが上手!」って褒めたそうです。


そこから、その女の子は人前で話すことが得意になりました。
人見知りだったのが嘘みたいに、どんな人にでも自分から話しかけていけるようになったそうです。

今は教室でもムードメイカーとして活躍しているらしいのですが、
どうしてそんなに変わったのでしょう。

それは、お母さんが娘さんの話が面白い!って気づいた日から、もしくは家族の前で彼女の話が上手なことを褒めた日から始まってる気がします。
きっと自信がついたんだろうなぁ、と話を聞いてて感じました。


子供が話してくれない、と悩んでいるお母さま方。
今まで、お子さんにどう接してきたか、そしてこれからどう接していくか。
ちょっと立ち止まって、考えてみても面白いかもしれません。


皆さんのお家での会話が盛り上がりますように♪

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